紛争解決で活用したい専門家への相談と頼み方
●司法書士とは司法書士は、依頼を受けて、不動産や会社の登記、裁判所などへの書類作成などを業務とする専門家です。こうした業務については相談・依頼に応じることもできます。また、司法書士の中で、認定司法書士の資格を持つ人は、簡易裁判所の民事事件の訴訟手続き、民事調停の手続き、訴え提起前の和解の手続き、支払督促の手続きなどう行うことができます。また、裁判外での和解の手続きや代理人となって、内容証明による催告や示談交渉を行なうこともできます。さらに、紛争性のある事件の相談に応じることもできます。●司法害士を探すには司法士は各地の司法書士会に所属しています。司法書士を頼むには、各地の司法書士会に連絡するとよいでしょう。最近ではインターネットに広告が出たりしていますので、どのような分野の業務を行っているかなど、参考にするよいでしょう。●司法書士の頼み方司法書士の特長としては、登記関係の紛争に強いこと、および弁護士に比べてその費用が安いということです。ただし、簡易裁判所が取り扱う事件の解決では、認定司法書士でないと手続きはできませんので注意が必要です。また、地方裁判所が扱う事件については代理人になることはできませんが、裁判外での示談交渉や相談に乗ることは書類作成業務の一環としてできます。司法書士の報酬については、統一されて報酬規定はなく、各司法書士が独自に定めることになっていますので、依頼する前に必ず確認してください。また、一般の司法書士なのか、認定司法書士なのかについても確認してください。