配偶者暴力相談支援センター
2025/09/05
都道府県や、市区町村が設置する婦人相談所などが、配偶者暴力相談支援センターの機能を果たしています。配偶者から暴力をふるい、自分や子どもの身体に危険がある場合、配偶者暴力相談支援センターに相談することで、一時避難のシェルターを紹介してくれたり、カウンセリング、自立援助などその後の対応の相談にのってくれたりします。
探偵事務所・調査会社
2025/09/05
パートナーの浮気が疑われる場合の一つの手です。浮気が確定し、証拠を押さえられれば、その後の協議や裁判を有利に進めることができます。探偵事務所に依頼する際のポイントについては、第1章でくわしく説明しました。
福祉事務所
2025/09/05
福祉事務所は、都道府県や区町村が設置している福祉行政機関です。生活保護や母子家庭扶助などの相談ができますので、離婚後、なんらかの理由で就労できなければ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
公共職業安定所(ハローワーク)
2025/09/05
これまで専業主婦として生活してきた人でも、離婚後は働かざるを得ないことが多いでしょう。働き口や職業訓練を紹介してくれるのが、ハローワークです。また、子育て中の母親の就労を中心に支援するマザーズハローワークもありますので、活用してみるのもいいでしょう。
地方自治体の窓口
2025/09/05
児童扶養手当や所得税、健康保険料の減額など、その内容は地方自治体によって異なりますが、一人で未成年の子どもを育てるとき、離婚後の生活設計を考えている場合は、公的扶助制度の活用が重要になるでしょう。離婚後に一人で未成年の子どもを育てるとき、特に離婚後の生活設計を考えている場合は、公的扶助制度の活用が重要になります。まず、自分が住んでいる地方自治体の窓口に相談してみることをおすすめします。
離婚カウンセラー・心理カウンセラー
2025/09/05
離婚を決意し、パートナーと議論するのは、大変な労力がかかる体験だと思います。法的な問題については、弁護士が相談に乗り、アドバイスをしてくれますが、心の問題は離婚専門の離婚カウンセラーが得意な分野でしょう。離婚を迷っている場合や、パートナーにうまく伝える方法に悩んでいる時、またパートナーから離婚を言い出されてショックを受けたときも、親身に相談にのってもらえるでしょう。
弁護士
2025/09/05
離婚においては、親権や財産分与などをめぐって、法律的に複雑な問題に直面することがあります。弁護士はこうした問題について、さまざまなアドバイスをしてくれます。さらに、裁判ということになれば、代理人として法廷に立って、あなたの代わりにいろいろな主張をしてくれます。裁判まではいかなくても、代わってパートナーやその浮気相手に会って、さまざまな交渉を進めてもらうこともできます。とくに、パートナーの浮気や暴力によってひどく傷ついて、パートナーや浮気相手に慰謝料を請求したいと考えている場合には、強味となってくれることでしょう。
専門家に相談してみる
2025/09/05
離婚について考え始めた時、まずやるべきことは、現状をきちんと把握することです。つまり、現状を整理することです。そのうえで、パートナーの情報を集めながら考えることになります。自分が知らない経緯もあるかもしれません。そんな時には、あなたをサポートしてくれるさまざまな専門家がいます。
自分の状況を紙に書き出してみよう
2025/09/05
離婚には大きく言って、四つのポイントがありますが、どのポイントが問題となっているのかは、それぞれのケースによって異なります。その点を明確にするためにも、これまでの経緯を書いて、まとめることです。離婚を考えるのであれば、なぜ離婚をしたいのか、いったい何をすればいいのかを整理することです。その際には、時系列に沿って、離婚の原因を基礎づけるべく浮かび上がった事実を書き出すようにしましょう。特に、ポイントやDVなど、離婚のきっかけとなる事実は必ず書いてください。あまり細かく書きすぎると、わかりづらくなりますが、時期と経緯を書いておくと、わかりやすくなります。また、離婚で大きな問題となるのは、A4用紙1枚程度で、まとめられるとわかりやすいです。その子は何歳なのか、自分の収入はどれくらいあるのか、子どもが何人いるのか、有価証券、自動車などの二人の財産がどれくらいあるのか、預貯金や不動産の価値、こうしたことをきちんと整理しておけば、パートナーに離婚の意思を伝える時はもちろん、弁護士に相談する時や、調停や判決となった時などにも役立ちます。
離婚原因
2025/09/05
さきほど述べたように、相手が離婚に同意していなければ、裁判で離婚することができます。ためには、このことを立証しなければなりません。離婚原因については民法第770条1項に規定されており、五つの離婚原因が定められています。
お金のこと
2025/09/05
養育費の問題を除いても、お金に関する問題はあります。財産分与があれば、夫婦が婚姻中に築いた共有財産をどのように分配するのかという問題です。これは、夫が働いて妻が専業主婦の場合でも、妻が働いて夫が専業主夫の場合でも、その夫婦の財産は二人で築き上げたという問題です。ただ、何を共有財産とするのか、どれくらいの割合で分配するのかは、案外むずかしい点です。それにしても、そのように分ける決め方がつかないといけない、必要な点になります。次に、金銭的な問題の典型的なものは、浮気相手への慰謝料の請求の問題です。特に、一方に離婚原因があって、浮気が認められた場合、慰謝料を請求することができます。そのためにも、お金のことでは、年金分割の問題もあります。
子どものこと
2025/09/05
四つのポイントのうちの二つ目である「子どものこと」は、夫婦にとって最も重要な問題です。特に小さな子どもがいる場合、どちらが親権をとって子どもを育てていくのかを決めなければなりません。特に、未成年の子どもがいる場合、離婚するためにはきちんと話し合わなければなりません。どちらが親権者になるのかを決めないといけませんし、その場合でも、夫婦が家を出ていくという場面もあるでしょう。夫婦で築きあげた財産をどのように分配するかを決めなければ、離婚をするのはむずかしいといえます。